このムーミンキャラクターの名前を聞いて「ノンノン」か「フローレン」のどちらを答えるかで年齢層がだいたい分かりますね。
ちなみにトーベ・ヤンソンさんの原作では名前がなく「スノークのおじょうさん」ですが、、
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スノークのお嬢さん → ノンノン → フローレンと名前が変わった理由
トーベ・ヤンソンさんのムーミン本原作では、「スノークのおじょうさん」とスノーク族のおじょうさん「スノークの妹」として呼ばれています。
ムーミンママやムーミンパパと一緒ですね。
何度も説明していますが、ムーミントロールは名前ではなく種族名称です。
では、何故スノークのお嬢さんは名前をもつようになり、しかも名前が変わっていったのでしょうか?
ノンノンという名前はたまたま生まれた?日本のアニメ独特の世界
スノークのおじょうさんとして原作では使われていますが、1969年に放映が開始された「ムーミン」ではノンノンという名前がつけられていました。
どうやらアフレコの際に、音響監督がつけた名前が「ノンノン」だったそうです。
おそらく脚本では「スノークのおじょうさん」だったと考えられますが、「スノーク」という登場人物が兄であり話がよく通じないため「ノンノン」という名前を急遽つけたのではないでしょうか?
日本のアニメ現場はレベルが高く、今では「ジャパニメーション」という名前が世界に響き渡っています。
当時のアニメ現場も良い物を取り入れていく姿勢が強かったと思いますので、現場で「ノンノン」が誕生したのですね。
原作者のトーベヤンソンさんが激怒したムーミンアニメ
「これは私のムーミンではありません」などのクレームがムーミン童話原作者のトーベヤンソンさんから入ったそうです。
初代ムーミンアニメのキャラクターはトーベヤンソンさんの挿絵とは違い、少し丸みをおびたかわいい感じのキャラクターに仕上がっていて、トーベヤンソンさんは別物のように感じ傷ついたようです。
ノンノンからフローレンに出世?
同じアニメのキャラクターがリバイバル版で名前が変わることなど、相当珍しいことだと思います。
ノンノンで親しまれていた「スノークのおじょうさん」ですが、1990年から放映された「楽しいムーミン一家」アニメでは「フローレン」に名前がまたまた変わりました。
ノンノンに親しんでいた私からすると、フローレンは馴染みがあまりないのですがどうしてノンノンがフローレンに改名したのか理由は定かではありません。
一説では「NO」という言葉が入っているので否定的だから使わない方が良い、と原作者のトーベヤンソンさんが言ったから解明したということです。
1969年の「ムーミンアニメ」を毛嫌い(?)していたトーベヤンソンさんでしたから、ノンノンをフローレンに改名することで、昭和時代の作品とは違うということをアピールしたい目的もあったのかもしれませんね。
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