ムーミンパパはシルクハットをかぶり悠然としているイメージが強いですが、結構困った人(ムーミン)です。
「小さなトロールと大きな洪水」ではムーミン(ムーミントロール)とムーミンママを置いて家を勝手に出ていってしまいましたし。
そんな旦那にしたらちょっと嫌なムーミンパパについてお伝えしていきます♪
このページの目次
ムーミンパパの生い立ちとエピソード
ムーミンパパは捨て子だった、、
ムーミンパパは「ムーミン捨て子ホーム」の階段のところに、買い物用の紙袋に入れられて捨てられていました。
ムーミン捨て子ホーム(ムーミンホーム)での生活は制限が多くひどいものだったようです。
ムーミンホームには気持よくおしゃべりのできる場所や個室、階段やバルコニーなどが全くなく、きまった時間に食事をし、おじぎをするときのしっぱの角度まで決められていました。
ムーミンパパは他のムーミン達と違い、「ものごとに興味をもち、それを不思議に思う能力」が高かったので他の捨て子ムーミンたちからは浮いてしまい、捨て子ホームを運営していたヘムレンおばさんからも煙たがられる存在になっていきました。
ムーミンパパの困った冒険癖
ムーミンパパは自由と冒険に憧れ、とうとう捨て子ホームを脱走します。
その後の冒険でムーミンママと出会いました。
ムーミンパパはムーミンママ、ムーミントロールと家族生活をするようになっても冒険と自由を追い求めていきます。
「小さなトロールと大きな洪水」では勝手に出ていきみんなを困らせ、「ムーミンパパ海へいく」では一家を連れて灯台のある島に移住します。
ムーミンパパが灯台のある島に移住したのは、ムーミン谷での生活が安定し家族が自分を頼ってくれず、それぞれが思い思いに自分の好きなことをするようになったのを見て寂しくなったからです。
こんな旦那をもつムーミンママは大変ですね。。
参考記事:ムーミン本の処女作「小さなトロールと大きな洪水」レビュー
ムーミンパパの人生観
そんなムーミンパパは独自の人生観をもっています。
生きるだけではよくない。人の周りには重要な意義深いことがたくさんある。それを体験し、それについて考え、自分のものにしなければならない。そして、その中心に自分がいて、自分が一番重要だ。
ただ何も考えずに生きるだけの人生などムーミンパパにとっては我慢できないことなんですね。
ムーミンパパについてまとめ
ムーミン捨て子ホームで経験したひとりぼっちになるつらさと、その時に身につけた「自分と対話する」体験。
幼少時代のつらさを乗り越え、冒険を繰り返してきたムーミンパパは、自分というものを大切にしないと結局は周りの人を幸せにすることができない、そんなことに気がついたのかもしれません。